36年ぶりに開かれる北韓の労働党大会が2日後に迫った4日、北韓全国から党大会への出席者らが平壌に次々と到着しており、事実上、党大会の公式日程が始まっている様子です。
党大会のため、平壌に到着した出席者らは、3日、金日成(キム・イルソン)主席と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿を訪れ、参拝しました。
続いて、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や朴奉珠(パク・ボンジュ)首相、崔龍海(チョ・リョンへ)労働党書記ら党の幹部らが、党大会出席者の宿泊先を直接訪れ、出席者を歓迎するとともに励ましの言葉を送りました。
また、党の機関紙、「労働新聞」も、党大会に関する話題を大きく取り上げるなど、対外的アピールを展開しています。
一方、平壌国際空港には、3日、朝鮮労働党大会を取材するために入国する海外メディアの報道陣が数多く見られました。
中国のメディアは、海外からおよそ100人の取材陣が平壌に到着し、北韓当局からの具体的な日程の案内を待っていると伝えました。
今回の北韓の労働党大会は、6日に始まり、9日ごろ終わるとみられています。