36年ぶりに開かれる北韓の労働党大会に先立ち、労働党の機関紙「労働新聞」は4日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記のこれまでの実績と、生産・建設拡大を呼び掛ける「70日キャンペーン」の成果などについて報道しました。
こうした宣伝活動は、6日に開会される第7回労働党大会にあたり、ムードを盛り上げるためだとみられています。
一方、韓国国家情報院は、今回の党大会が3~4日間行われるとしていますが、北韓の情報筋はその詳しい日程について、開会日の6日から7日にかけて36年間の事業内容を評価・討論する党中央委員会事業総和報告が行われ、また、7日には、党の規約改正に関する討論と政治・経済・対南・外交分野などの主要政策の方向について盛り込まれた決定書の採択が行われた後、8日に中央委員選挙を行って閉会するという流れになると予想しています。
また、統一部報道官は4日の定例会見で、「北韓は、第7回党大会を通じて、北韓型社会主義と党・国家体制の制度を完成させ、金第1書記体制の強化を図るものとみられる」と述べました。