アメリカ大統領選の共和党候補が確実となったドナルド・トランプ氏が、韓国を含む同盟国が米軍の駐屯費用の100%を負担すべきだと主張しました。
トランプ氏は現地時間の4日、アメリカのCNNテレビとのインタビューに応じ、次期在韓アメリカ軍司令官に指名されているビンセント・ブルックス氏がアメリカ上院軍事委員会の公聴会に出席し、韓国が在韓米軍の人件費およそ50%を負担していると述べたことについて意見を聞かれると、「韓国は費用の100%を負担すべきだ」と断言しました。
また、トランプ氏は、「韓国を含め、米軍が駐屯している国は、その費用を全て負担すべきだ。アメリカを尊重しないのであれば、自力で国を守らなければならない」と述べました。
こうしたトランプ氏の発言は、防衛費に関する再交渉が行われない場合、米軍を撤退させるという趣旨のものだとみられています。
これまでトランプ氏は、大統領に当選すれば、同盟国と防衛費の再交渉に乗り出す方針だと繰り返し示唆してきました。