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韓半島

注目の北韓労働党大会 平壌で開幕

Write: 2016-05-06 13:56:17Update: 2016-05-06 14:06:44

注目の北韓労働党大会 平壌で開幕

注目を集めている北韓の朝鮮労働党大会が6日午前、平壌(ピョンヤン)で始まりました。
イギリスのBBC放送によりますと、6日の平壌は小雨が降っており、北韓から招待された100人あまりの海外メディアの記者らは、会場内部への接近は認められず、会場の4.25文化会館から200メートルほど離れた場所で取材に当たっています。また韓国のメディアは招待されていません。
北韓最大の政治行事とされる労働党大会の開催は36年ぶりで、全国から集まったおよそ3000人の代議員が出席しました。大会は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の開会の辞で始まり、9日ごろに閉会するものと予想されています。
北韓はこの党大会で、金正恩体制の5年間の実績を宣伝し、金正恩第1書記の地位を、いずれも亡くなった祖父の金日成(キム・イルソン)主席と父親の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長と同じくらいに格上げをはかるものとみられています。
また経済や対外関係などについての今後の路線を明確に示すものとみられています。
北韓は、ことしになって4回目の核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射を強行していることから、核開発と経済発展を並行させる「並進路線」をさらに鮮明にする見通しです。そして2012年に憲法に「核保有国」であることを書き加えたのに続いて、今回は、党規約にも核保有国であることを示す可能性があります。
さらに金正恩時代の長期化に向けた土台づくりのため、大々的な組織改正や世代交代が行われる可能性があり、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や朴奉珠(パク・ボンジュ)首相ら高齢の幹部が第一線を退き、金第1書記の妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長が部長に昇格するという観測も出ています。
このほか、アメリカに対して核保有国としての軍縮会談や、核を放棄する見返りに平和協定の締結を求める可能性もあるものとみられています。

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