中国は、北韓の労働党大会に代表団を送らずに祝電を送ったことがわかりました。
中国国営の新華社通信が伝えたところによりますと、中国共産党中央委員会は6日、北韓の労働党大会に宛てて、両国関係の発展を願い大会を祝う内容の祝電を送ったということです。
中国は、今回、北韓の労働党大会に代表団を送ったかどうかについて「提供する情報がない」としており、中国メディアは、今回、北韓は中国だけでなくどの国の代表団も招待しなかったとしています。
北韓は、36年前に開いた前回の労働党大会で118か国の代表団を招待しており、今回、外国からの代表団を招かなかったことは北韓が国際的に孤立を深めていることを物語っています。このため今回の党大会は国内的な宣伝に終わる可能性が高いという見方が出ています。
これに先立って中国外務省の洪磊報道官は、6日の定例会見で、北韓が国際社会の声に耳を傾け、東アジアの平和と安定を実現するよう促しました。これは北韓に核開発をやめて国際社会の一員に戻るように求める忠告の意味があるものと受け止められています。