韓国では、飲酒運転の取り締りの強化に、国民の75%が賛成していることがわかりました。
警察庁が先月4日から1か月間、全国の成人男女1000人を対象に飲酒運転の取り締りの基準についてアンケート調査を行った結果、酒気帯び運転として取締りを受ける血中アルコール濃度0.05%以上のいまの基準を0.03%に強化する案に賛成すると答えた人は、75%に上りました。
血中アルコール濃度0.03%は、一般的に焼酎グラス1杯(45ml)を飲んで1時間ほど経った時に測定される値です。
日本の場合は、2002年に取り締りの基準を血中アルコール濃度0.05%から0.03%に強化して以来、10年間、飲酒運転による死亡事故が4分の1以下に減っています。また、スウェーデンは、運転免許の停止となる基準を血中アルコール濃度0.02%としています。
警察は今後、公聴会などを開いて、意見の収集をさらに行い、ことし下半期にも関連法の改定を進める方針です。