北韓が朝鮮労働党大会の最終日の会議で、新たに政務局を設置したことがわかり、注目を集めています。
日本の共同通信は、「党中央委員会は新たに政務局を設置した。書記局の人事を発表しなかったことから、書記局は廃止された可能性がある」と報じました。
ただ、政務局がどのような組織であるかについては触れていません。
北韓に精通した専門家らは、金正恩(キム・ジョンウン)氏を「労働党委員長」という新たなポストに就かせるために、それまでの書記局を廃止し、政務局を新設した可能性があるという見方を示しています。
東国(トングク)大学北韓学科のキム・ヨンヒョン教授は、「金正恩氏の党の委員長としての役割が政務局を通じて行われる可能性が高く、政務局の権力は、ほかのどの機関よりも大きいものとなるだろう」という見方を示しました。