成人男性の喫煙率が、去年、初めて30%台に下がったことがわかりました。
保健福祉部が10日にまとめたところによりますと、去年、満19歳以上の成人男性の喫煙率は39.3%で、前の年の43.1%に比べて3.8ポイント下がり、統計を取り始めた1998年以来、初めて、40%を下回りました。
保健福祉部は、去年、たばこが値上げされたことや、全ての飲食店が禁煙区域に指定されるなどの禁煙政策が取られたことが影響したものとみています。
ただ、電子タバコを使用する人が大幅に増え、成人男性の電子タバコ使用率は、7.1%で、前の年の4.4%に比べて2.7ポイント増えました。
一方、女性の喫煙率は5.5%で、前の年に比べて0.2ポイント下がり、男女合わせた成人喫煙率は22.6%で、前の年に比べて1.6%下がりました 。
政府は、今後、電子タバコに課す税金を引き上げるほか、タバコ広告禁止区域の拡大や、少量包装タバコの販売禁止などを実施し、喫煙率をさらに下げていきたいとしています。