今月1日から10日までの輸出が、去年の同じ期間に比べて11%増えました。
関税庁が12日にまとめたところによりますと、今月1日から10日までの輸出額は94億ドルで、去年の同じ期間に比べて11%増えました。
月別の1日から10日までの輸出額が去年に比べて増えたのは、今年に入ってから初めてです。
関税庁は、有機化合物の輸出が拡大したことが背景にあるとみています。スマートフォンなどの無線通信機器の輸出は、13.4%減りました。
一方、産業通商資源部は、去年の同じ期間に比べて操業日数が0.5日多かったことや、船舶など金額が大きい輸出代金が入金されたことによるもので、5月も輸出をめぐる環境は依然として厳しく、輸出が増加に転じたとみるのは難しいという見方を示しています。
輸出の減少は、去年1月から16か月連続で、統計を取り始めた1970年以降、最も長くなっています。