北韓が、中国との国境付近にICBM＝大陸間弾道ミサイルの配備を進めているもようです。
韓国軍の消息筋が13日、明らかにしたところによりますと、北韓は、射程1万2000キロとされる移動式ICBM「KN-08」を配備するために、北韓と中国の国境付近に基地を建設している兆候がみられるということです。
このミサイルは、大型車両に搭載して移動、発射するもので、探知や追跡が難しいとされています。
北韓はこれまで、北西部の東倉里（トンチャンリ）にある弾道ミサイル発射基地で数回にわたって「KN-08」のエンジン燃焼実験を行っていますが、試験発射にはまだ成功していません。
北韓軍は、有事の際、韓米両軍の巡航ミサイルや弾道ミサイル、戦闘機などによる精密な爆撃などで「KN-08」が破壊されるのを避けるために、基地を中国との国境付近に建設しようとしているものとみられます。