もっとも尊敬される職業1位に、消防公務員が、3回連続で選ばれました。
仁荷（インハ）大学がおととしからおよそ2年間にわたって首都圏の高校生や成人1240人を対象に韓国人の職業観について調査を行って、16日、発表したところによりますと、もっとも尊敬される職業の1位は、 消防公務員でした。
この調査は、44の職業について、国・社会への貢献度、清廉度、尊敬度、順法度、信頼度の5つの項目を評価するもので、1996年に初めて行われて以来、2001年、2009年に続いて4回目となります。
1996年の調査では、医師、裁判官、検事などが上位を占めましたが、2001年の調査から3回連続で、消防公務員が1位となっています。
これは、大規模な災害現場で示された徹底した職業意識や、献身的な姿勢などが、国民に感銘を与えたためとみられます。
続いて、きつい、汚い、危険のいわゆる「3Kの仕事」と呼ばれる清掃員が、2位に選ばれました。
一方、国会議員は2001年、2009年に続いて今回も最下位でした。
これは、政治や国会が役割を果たせないでいることへの国民の憤りの表れとみられます。