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経済

韓国のキャシュカイ所有者 ゴーン日産社長提訴へ

Write: 2016-05-19 12:18:37Update: 2016-05-19 16:58:18

韓国のキャシュカイ所有者 ゴーン日産社長提訴へ

韓国で販売されている日産自動車のディーゼル車「キャシュカイ」について、環境部が排ガス低減装置に不正が確認されたと発表したことを受けて、韓国では、この車の所有者らが、日産自動車のカルロス・ゴーン社長らを相手取って集団訴訟を起こすことになりました。
韓国の「キャシュカイ」所有者30人あまりは来週中に、カルロス・ゴーン社長や韓国日産の菊池毅彦代表らを相手取って不当利益返還請求訴訟をソウル中央地方裁判所に起こす予定です。
韓国国内の製造業関連の訴訟で、グローバル企業のCEO=最高経営者が提訴されるのは異例のことです。
法律事務所側は、今回の集団訴訟の被告にカルロス・ゴーン社長を含めた理由について、「単に輸入・販売を行った韓国日産の責任ではなく、日産本社のCEOの責任も問わなければならないと判断したため」と話しています。
環境部は、去年12月からことし4月まで、韓国国内で販売された20種類あまりのディーゼル車について調査を行った結果、「キャッシュカイ」について、韓国日産が、排ガスに含まれる窒素酸化物が基準の20倍を超えているのに、排ガス量を不正に操作する任意の設定を行ったと判断したと今月16日に発表しています。
これに対して韓国日産は、排ガス量を不正に操作するいかなる任意の設定もしていないと、強く否定しています。
スポーツ用多目的車「キャッシュカイ」は、日産自動車が製造し、韓国日産が輸入していて、韓国国内で去年11月からことし5月11日までに814台が販売されました。

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