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国際

ロシアも北韓制裁 金融取り引き中止

Write: 2016-05-21 12:27:06Update: 2016-05-21 12:27:06

ロシアも北韓制裁 金融取り引き中止

ロシア中央銀行は、国内の金融機関に対して北韓との金融取り引きを全面的に中止するよう指示しました。
今回の措置は、北韓が4回目の核実験と事実上の長距離ミサイルを発射したことから、ことし3月、国連安全保障理事会が決めた制裁決議を実行に移すものです。
アメリカ政府系放送のラジオ自由アジア(RFA)が伝えたところによりますと、ロシアの中央銀行はモスクワ時間の19日、自国の金融機関に対して安保理制裁決議の文書を送り、北韓との金融取り引きを全面的に中止するよう指示したということです。
具体的には、北韓の個人や団体が所有する資産を凍結するとともに、北韓の大量破壊兵器の開発に関連がある口座を閉鎖するよう求めています。
ただ人道的な支援や北韓の外交活動に関係する口座は、制裁の例外としました。
ロシアと北韓との貿易規模は年間1億ドル程度と大きくはありませんが、友邦国のロシアが制裁に踏み切ったことで、国際的に孤立を深めている北韓には心理的な圧力になるものとみられています。
一方、EU=ヨーロッパ連合も20日、核とミサイル開発に関わった北韓の個人18人と1組織を制裁リストに追加したほか、スイスも18日、北韓資産の凍結と金融取り引きの禁止などの独自制裁を決めました。
安保理は国連のすべての加盟国に対して、制裁決議をどう履行したか、具体的な措置について、今月末までに報告するよう求めており、北韓に対する国際社会の制裁はより拍車がかかる見通しです。

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