韓国の 去年の労働市場の効率性は、世界140か国のうち83位で、2007年に比べて大幅に低下していることがわかりました。
全国経済人連合会によりますと、世界経済フォーラムが毎年発表する｢国際競争力ランキング｣を分析したところ、韓国の｢労働市場の効率性｣は、2007年は24位でしたが、2015年は83位になりました。
また、労働市場の効率性を評価する8つの細部項目を見ますと、｢労使協調｣が2007年は55位でしたが、2015年は132位になったほか、｢柔軟な賃金決定｣が25位から66位に、｢雇用･解雇における慣行｣が23位から115位に大幅に落ちるなど、いずれの項目においても順位が下落しているということです。
これについて全国経済人連合会は、｢韓国の労働市場の効率性は、2007年は24位だったのが2008年は41位になり、2009年は84位に下落して以来、上位に上がることができない状態となっている。効率性を高めるための労働改革が欠かせない｣と指摘しています。