今年に入ってから韓国ウォンの実質価値は1%、中国人民元の実質価値は3%切り下げられたのに対して、日本の円は9%切り上げられました。
国際決済銀行が23日に公表したまとめによりますと、韓国ウォンの実質実効為替指数は4月末の時点で108.81で、昨年末の109.92に比べて1%下がりました。
一方、日本の円は9%上がりました。
21日に仙台市で開かれていたG7財務相・中央銀行総裁会議では、各国が輸出に有利になるよう自国通貨を切り下げる「通貨安競争」を回避することで一致しています。
今年に入って日本の円は急速に切り上げられていて、輸出企業の収益が減っている中、日本の金融当局の対応に関心が寄せられています。