去年、韓国を訪れた外国人観光客のうち、2回以上訪れたリピーターは、半数近くに上ることがわかりました。
文化体育観光部は去年、全国の国際空港や国際港湾で、韓国を訪れたあと帰国する15歳以上の外国人観光客およそ1万3000人を対象に調査を行い、23日、その結果を発表しました。それによりますと、韓国を初めて訪れた人が、53.9%でもっとも多く、2回目が16.3%、3回目が7.9%、4回以上が21.9%で、2回以上訪れたリピーターは、46.1%に上ったということです。
リピーターを国籍別にみますと、日本人が78.7％でもっとも多く、続いてシンガポールが60.6%、香港が59%、ロシアが57.7%、中国が37.8%の順でした。
韓国を旅行先として選らんだ理由としては、複数回答で、「買い物」が67.8%でもっとも多く、「グルメ」が42.8%、「歴史・文化遺跡の観光」が27.6%、「ファッション・流行」が23.6%でした。
主な訪問先は、複数回答で、ソウルが78.7％でもっとも多くなっていましたが、前の年に比べてやや減少していて、代わりに、全国のほとんどの市・道への訪問の割合が増加したことから、訪問先が多様化していることがわかりました。
滞在期間は平均6.6日でした。
韓国旅行でもっとも良かった観光スポットとしては、明洞（ミョンドン）が35.7%でもっとも多く、続いて東大門市場が18.6％、王宮が16.6％、南山（ナムサン）タワーが14.2％、新村（シンチョン）・弘大（ホンデ）が12.6％の順でした。
1人あたりの旅費は、平均1713ドルで、前の年に比べて107ドル増加しました。
韓国旅行について全般的に「満足した」と答えた人の割合は、合わせて93.5％で、前の年より0.5ポイント下がりましたが、そのうち「とても満足した」と答えた人の割合は、40.1％で9.5ポイント増加しました。