韓国の中国への輸出額が10か月連続で減少し、2008年のグローバル金融危機以来、減少期間が最も長くなっていることがわかりました。
韓国貿易協会がまとめたところによりますと、先月、対中輸出額は、およそ96億356万ドルとなり、前の年の同じ期間に比べて18.4%減少したということです。
これで、対中輸出額は、去年6月に6.5%減少したことを皮切りに、10か月連続で減少し、2008年のグローバル金融危機当時、11か月連続の減少となって以来、減少期間が最も長くなっています。
品目別では、最大の輸出品の半導体が、前の年の同じ期間に比べて19.8%減少するなど、ディスプレイや自動車部品などの目玉商品の落ち込みが顕著になっています。
韓国貿易協会は、「中国が内需中心に政策の舵を切ったことで、韓国の中間財に対する需要が減ったためとみられる」と話しています。