韓国では、中小企業と大企業との賃金格差がさらに拡大していることがわかりました。
中小企業中央会が25日に発表した報告書によりますと、2014年末現在、韓国の中小企業の数は354万2350社で、企業全体の99.9%を占め、従業員の数も1402万7636人で、雇用全体の87.9%を占めているということです。
その一方で、賃金は、去年の資料によりますと、大企業に勤務する労働者の一人あたりの賃金が月平均484万9000ウォンだったのに対し、中小企業では月平均293万8000ウォンだったということです。
中小企業に勤務する労働者の賃金水準は、2009年には大企業の61.4%でしたが、去年は、60.6%となり、大企業との格差はより広がっています。