日本、アメリカ、ドイツなど主要7か国の首脳は27日、北韓の核・ミサイル開発について、「最も強い表現で非難する」と表明しました。
三重県で開催中のG7伊勢志摩サミットは、27日午前、 首脳宣言を採択し、「北韓の核実験と弾道ミサイル発射を最も強い表現で非難する」と表明しました。
そのうえで、「北韓の核実験とミサイル発射は、国連安全保障理事会の複数の決議に違反するもので、地域と国際社会の平和と安全をひどく脅かすもの」としています。
また、北韓に対し、北韓の核問題をめぐる2005年の6か国協議で採択された、核の放棄を盛り込んだ共同声明の内容を尊重し、今後、いかなる核実験やミサイル発射もやめ、国際社会の秩序を乱し、挑発する行為をしないよう求めました。
さらに、国際社会に対し、国連安全保障理事会の決議を完全に履行するよう呼びかけました。
G7首脳会議＝伊勢志摩サミットは、27日午後に閉幕します。