OECD=経済協力開発機構は、韓国が景気テコ入れのために、追加的な金利の引き下げを行う必要があると勧告しました。
OECDは1日に発表した経済展望報告書で、韓国の物価上昇率が物価安定の目標値である2%を大きく下回っており、追加的な金利の引き下げが必要であると述べました。その上で、追加的な金利引き下げが行われることを前提に、ことしの韓国の経済成長率を2.7%と予想した従来の見通しを維持しました。
OECDはまた、韓国の景気を活性化させるためには、金利の引き下げとともに、政府支出を増やして財政を拡大する必要があると説明しました。
さらにOECDは、今後の韓国経済の見通しについて、ことし、緩やかな回復基調を見せたあと、来年になると世界貿易量の回復による輸出増加で3.0%まで経済成長率が上昇するだろうと予想しました。