同性愛などの性的少数者がともに生きる社会の一員であることを訴える大規模なイベントが、11日、ソウル広場で開かれ、市の中心部をパレードしました。
「コリア・クィア・フェスティバル」と題したこのイベントは、2000年から年に一度、毎年5月か6月に開かれています。
イベントには、主催者発表で5万人が参加し、午後4時半からおよそ1時間半かけてソウル広場を出発し、乙支路2街、明洞のロッテデパート本店前を通って再びソウル広場に戻るおよそ3キロをパレードしました。
「コリア・クィア・フェスティバル」組織委員会のカン・ミョンジン委員長は、「去年に続いてソウル広場で開催できたことは嬉しい。性の多様性について市民が自由に話し合える場となるよう期待する」と述べました。
一方、周辺では同性愛に反対する韓国キリスト教総連合会や保守団体による集会も開かれ、警察は2000人あまりの警察官を動員して警備に当たりました。