韓国取引所の金現物の一日の取り引き量が10日、128キロを上回り、金現物市場がオープンした2014年以来、最大となりました。
韓国取引所の金現物市場は、2014年3月にオープンし、一般投資家も証券会社などを通じて金現物に投資することができるようになりました。取り引きの対象となるのは、純度99.99％の純金で、小額投資家のために取り引き単位は１グラム、金現物の引き出しは１キログラム単位となっています。
韓国取引所によりますと、10日の金現物の取り引き量は128.275キロで、取り引きを開始した2014年以後で最大となりました。
そして終値は１グラム4万9480ウォンと、3月11日の最高値を更新し、一日の価格上昇率も4.9%と最大幅を記録しました。
韓国取引所の関係者は、「金融市場が不安でドル安になると、金の価格が上昇する。金利引き下げとドル安に対する期待感で金の価格が上がっている」と説明しています。