韓国ロッテグループは、日本の株主に対する配当金は営業利益の1％に過ぎないと主張しました。
韓国ロッテグループは12日の報道資料で、2014年のロッテグループの営業利益3兆2000億ウォン、およそ2890億円のうち、日本の株主に対する配当金は341億ウォン、およそ31億円で、営業利益の1％に過ぎないとしました。
また、ロッテグループは1967年の設立以来、利益の99％を韓国で再投資していると強調しました。
韓国ロッテグループは、ロッテホテルを上場する方針ですが、株式の99％を日本の系列会社などが保有していて、莫大な資金が配当金として日本側に流れているとの指摘を受けています。
ロッテホテルの上場は、日本側株主の保有率を減らすなど、企業の支配構造を改善することが課題とされています。
韓国検察が10日、裏金をつくった疑いがあるとして、ロッテグループ本社の家宅捜索を行っていて、ブランドイメージの悪化が懸念されています。