PM10による大気汚染のレベルは9月末まで、「普通」や「良い」の段階が続くとみられます。
国立環境科学院が14日、発表したところによりますと、ソウルの大気中のPM10の濃度は今月に入って、「普通」や「良い」の段階が続いていて、9月末まで全国的に「悪い」、「非常に悪い」の段階にはならない見通しだということです。
韓国では、PM10の濃度による大気汚染のレベルが4段階に分けられ、大気中のPM10の日平均濃度が1立方メートルあたり0~30マイクログラムの場合は「良い」、31~80マイクログラムは「普通」、81~150マイクログラムは「悪い」、151マイクログラム以上の「非常に悪い」となっています。
6月に入ってから全国的にPM10の濃度が低くなっているのは、夏になるにつれ、韓半島上空の大気の流れが速くなり、国内の火力発電所や車の排気ガスなどによるPM10を、韓半島の外に押し出しているためとみられます。