韓国の国民が保有する資産から負債を差し引いた「国民純資産=国富」が去年、およそ1京2000兆ウォン、日本円でおよそ1078兆22億円に上ったことがわかりました。
韓国銀行と統計庁が14日、発表した2015年の国民の貸借対照表(バランスシート)で明らかにしたもので、韓国の国民純資産は、前の年に比べて5.7%増えて、およそ1京2000兆ウォン、日本円でおよそ1078兆22億円ということです。
これはGDP=国内総生産の7.9倍にあたるものです。
このうち、非金融資産は1京2126兆5000億ウォンで、前の年に比べて4.6%増えました。
非金融資産のうち、土地や建物などの不動産資産が国民純資産に占める割合は88.6%で、なかでも土地は、世宗(セジョン)市や済州道などの地価の高騰で、前の年に比べて5.9%増えました。
これに対して、金融資産は233兆ウォンで、国民純資産に占める割合は1.9%に過ぎませんでした。
また1世帯を2.55人と想定した場合、世帯あたりの純資産は、3億6152万ウォンで、1人あたりの純資産は1億4460万ウォンでした。
国民貸借対照表は、国内の資産の構成や増減を把握するために去年から、年に1回作成されています。