中国が韓日中首脳会談をことし9月に中国で開かれる主要20か国・地域首脳会議以降に延期したい意思を韓国政府に伝えてきたことがわかりました。
朝日新聞が15日、複数の消息筋の話として伝えたところによりますと、中国は日本が開催する予定の韓日中首脳会談に向けた事前調整に応じないという意思を韓国側に非公式に伝えてきたということです。
中国は、海上自衛隊の艦船がフィリピンやベトナムに寄港し、日本がオーストラリアやインドなどと安全保障上の協力を強化する動きをみせていることを延期の理由としてあげたということです。
朝日新聞は、韓日中外相会談は早くともことし10月ごろ、首脳会談は11月ごろ開催されるとの見通しを示しました。
これに先立ち、去年11月、ソウルで開かれた韓日中首脳会談で、朴大統領と 安部総理、李克强首相は、3か国による首脳会談を年1回の開催で再び定例化し、次回会合は、日本で開催することで合意していました。