アメリカの民間シンクタンク「ストラトフォー」が、北韓の核への執着を捨てさせるには、制裁よりも武力に焦点を合わせるべきだと主張し、北韓の核施設を精密打撃する作戦が盛り込まれた報告書を発表しました。
報告書の詳しい内容を見ますと、主な打撃対象としては、寧辺(ヨンビョン)の核施設と泰川(テチョン)の200メガワット級原子炉の建設現場、平山(ピョンサン)のウラン鉱山などを挙げています。
また、「ノドン」や「ムスダン」など北韓の主要ミサイル戦力と、核投下が可能なH-5爆撃機なども打撃目標として挙げられました。
さらに報告書では、アメリカが北韓の核施設を精密打撃する場合、F-22ステルス戦闘機24機と、B-2ステルス爆撃機10機が動員されるとし、これらの戦略兵器による本格的な攻撃が行われれば、北韓の核施設は復旧不能の状態になると分析しています。
この報告書について、北韓は、外務省の報道官を通じて「北韓への先制攻撃を本格的に検討しようとしている明白な証拠だ」と、強く反発しました。