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社会

延暦寺所蔵の高麗仏画 韓国の学者が調査結果を発表

Write: 2016-06-17 13:52:50Update: 2016-06-17 15:53:43

日本の有名な寺院が所蔵する14世紀前半の高麗仏画について、韓国の学者がはじめて調査を行い、その結果を発表しました。
調査によって公開されたのは、滋賀県大津市にある延暦寺が所蔵する高麗仏画「阿弥陀八大菩薩図」です。
縦179センチ、横88.8センチで、現存する「阿弥陀八大菩薩図」の中では、2番目に大きいもので、14世紀前半に制作されたものと推定されています。
「阿弥陀八大菩薩図」は、阿弥陀如来を中心に8体の菩薩像を左右に配して描いた仏画で、今回公開されたものを含めて、15点が現存することが確認されています。
今回公開された「阿弥陀八大菩薩図」は、学界でもほとんどその存在が知られていませんでしたが、鄭宇沢(チョン・ウテク)東国大学教授が、現地で調査を行い、その成果を発表することになったものです。
鄭宇沢東国大学教授は、「調査の結果、1640年に徳川家康追悼の法会で用いられた絵画など17世紀の日本の仏画3点が、この高麗仏画を模写したものであることが判明した。日本で、この仏画を重要視していたことがわかる」と説明しています。

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