国連駐在中国代表部は、21日、国連安全保障理事会の北韓制裁決議にもとづいた履行報告書を、近く国連に提出すると、明らかにしました。
これは、国連駐在中国代表部が21日、KBSに対して明らかにしたものです。
提出する時期については、「非常に近い将来」と述べ、今月中に提出するものとみられています。
また、具体的な内容については、中国外交部の定例記者会見を確認するよう求め、近く、中国政府による発表があることを示唆しました。
国連の北韓制裁決議は、安保理の採択から90日以内にすべての国連加盟国が制裁決議の効果的な履行のための具体的な措置を報告するよう求めており、報告書の提出期限は今月2日となっていました。
これまでに30か国あまりが報告書を提出していますが、中国は、まだ提出しておらず、このところ目立っている中朝関係の改善ムードと無関係ではないとの見方が出ていました。
提出期限を3週間過ぎた時点で、中国が報告書提出計画を韓国メディアに明らかにしたのは、中朝関係の改善とは別に、安保理制裁を履行していく意志を国際社会に示すためのものとみられています。