北韓が、22日午前、東部の元山(ウォンサン)付近からミサイル1発を発射しましたが、失敗したもようです。
韓国の複数のメディアが軍合同参謀本部関係者の話として22日午前、伝えたところによりますと、北韓は、22日午前5時58分ごろ、東部の元山付近から、中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル1発を発射したものの、失敗したものとみられるということです。
北韓は、「ムスダン」を4月から5月にかけて合わせて4回発射しましたが、いずれも失敗に終わっています。
北韓は、これまで失敗した原因を分析・補完し、あらためて発射を試みたとみられますが、5回連続の失敗となり、技術的問題を解決するため、今後も発射実験が続く可能性があるものとみられています。
「ムスダン」の射程距離は、「ノドン」の2倍にあたる3000kmで、日本全域やグァムの米軍基地まで射程圏内に入ります。
韓国軍当局は21日、北韓が江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)付近で「ムスダン」を配備している状況を捉え、北韓の動向を注視してきました。