韓国は世界133か国のなかで26番目に暮らしやすい国であることがわかりました。去年より3段階上昇したものです。
デロイト・アンジン会計法人が2016年社会発展指数（SPI、Social Progress Index）を集計して27日、発表したところによりますと、韓国の社会発展指数は100点満点の80.92で、133か国のなかで26位だったということです。
これは、去年より3段階上がったものです。
項目別に見ますと、電気の供給、栄養状態、衛生施設へのアクセス、暴力犯罪、政治テロなどの指数で、韓国は1位と高い評価を受けました。
しかし、自殺率で124位、生き方を選択できる権利で111位、ソーシャル・セーフティーネットで89位、教育への参加機会の不平等さで80位、農村への水道水の供給で74位、温室効果ガスの排出で70位、移民に対する寛容意識で68位など、低い順位となっていました。
世界で一番暮らしやすい国はフィンランドで、続いて2位はカナダ、3位はデンマーク、4位はオーストラリア、5位はスイスでした。
アジアでは、日本が14位でもっとも高く、続いて26位の韓国、50位のマレーシアの順でした。
一方、この調査では、1人あたりの国内総生産＝GDPが5万ドルを越えるアメリカが19位となるなど、1人あたりの GDPと暮らしの質との相関関係はみられませんでした。