済州島で18年ぶりに豚コレラが発生し、大量の殺処分を行うなど、畜産当局が対策に乗り出しています。
済州道が28日、明らかにしたところによりますと、済州島西側の翰林邑(ハンリムウプ)にある養豚農家の豚が豚コレラに感染したことが確認され、この農家で飼育していた豚423頭を全て殺処分したということです。
また、この農家が屠畜場に出荷して保存されていた豚3324頭を廃棄したほか、屠畜のために屠畜場に留まっている豚924頭を殺処分しているということです。
畜産当局は、発生元となっている農家を中心に半径3キロまでを危険地域に設定、半径10キロまで、豚や受精卵など、豚コレラが広がる要因となるものの移動を制限するなど、防疫を強化しています。