アシアナ航空のLCC=格安航空会社、「エアーソウル」が、来月、正式に就航することがわかりました。
「エアーソウル」は、アシアナ航空が「エアー釜山」に続いて2番目に設立する格安航空会社で、アシアナは、収益の低い路線を廃止し、収益アップを図るとしています。
航空業界と国土交通部が29日に明らかにしたところによりますと、「エアーソウル」は今月15日から28日まで、金浦（キムポ）~光州（クァンジュ）、 金浦~済州、金浦~仁川などの路線でテストフライトを無事終えたということです。
30日まで緊急事態を想定した対応力検証などの審査をクリアすれば、来月はじめに航空会社が運航事業を行う上で必要な「運航者証明（AOC）」を取得し、11日ごろ、正式に就航できる見通しです。
「エアーソウル」は当初、国際線の就航だけを視野に入れて、運航者証明を申請していましたが、審査で不備な点が見つかり、国際線を再申請するとともに当初の計画を見直し、国内線の一部路線も申請しました。
「エアーソウル」は、国内線の場合、来月から金浦~済州路線を1日4往復運航する予定で、国際線は10月中に就航するとしていてます。国際線は、仁川国際空港を中心に日本の沖縄、富山、熊本、松山、静岡、中国の青島、煙台など5か国16路線への就航を申請しています。
「エアーソウル」が正式に就航すれば、韓国のLCCが5社から6社に増え、LCC間の競争がより激しくなるとみられます。