韓国南東部の蔚山（ウルサン）と浦項（ポハン）を結ぶ高速道路が6月30日、開通しました。
開通したのは、慶州（キョンジュ）を経由して蔚山（ウルサン）と浦項（ポハン）を結ぶ、総延長53.7キロの高速道路で、蔚山から浦項までの移動時間は、これまでの1時間から30分へと、半分に縮まりました。
これによって、年間およそ1300億ウォンの物流コストを削減できるものと期待されています。
高速道路の開通によって、ぐっと近くなった蔚山と慶州、それに浦項の3都市は、「都市連合」をつくり、産業や文化・観光などの分野での協力を強化していくことにしています。
浦項の素材産業、慶州の部品産業、蔚山の自動車・造船産業からなる産業体系を築きあげ、関連産業での研究開発を共同で行うほか、3都市を巡る観光商品を開発するなど、多様な分野で交流を広げていくとしています。
3都市の人口は合わせて200万人、地域総生産95兆ウォンで、「都市連合」を築くことで、競争力を育てていきたいとしています。