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経済

金融委員長 「下半期の不確実性に備えていく」

Write: 2016-07-01 11:59:14Update: 2016-07-01 11:59:14

金融委員長 「下半期の不確実性に備えていく」

任鍾龍(イム・ジョンリョン)金融委員長は1日、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱決定で大きく動揺した韓国の金融市場について、安定を取り戻しつつあるものの、ことし下半期は不確実性がこれまでになく大きいため、しっかりと備えていかなければならないと述べました。
任鍾龍委員長が、1日に開かれた金融改革推進委員会で述べたものです。
任鍾龍委員長は、まず、イギリスのEU離脱について、「EU離脱の最初の事例で、今後、どのように展開するか予測できず、長期間にわたって金融市場に影響を与える可能性がある」と述べ、「これに加えて、アメリカや日本など主要国の金融政策の不確実性、中国の低成長と構造改革、原油安によるデフレなどで、不安定さが増している」と述べました。
韓国国内の状況については、「輸出の減少と物価安が続いており、少子高齢化など構造的な要因による潜在成長率の鈍化に対する懸念がある」と指摘しました。
任鍾龍委員長は、そのうえで、「こうしたときこそ、金融システムの安定をより強固にする必要がある。世界市場の不確実性に対し、長い目で着実に準備していく一方で、当面の金融市場の状況については、迅速かつ大胆に対応する」と述べました。
また、「金融市場に過度な変動性が発生した場合は、危機対応計画にもとづいて段階的な市場安定化措置を取り、国内の不安要因にも積極的に対応していく」としています。

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