6日に韓国南東部の蔚山でマグニチュード5.0の地震が発生しましたが、全国の建築物の耐震化率は非常に低いことがわかりました。
国土交通部によりますと、全国の建築物698万6913棟のうち、耐震設計が施されているのは47万5335棟と、耐震化率はがわずか6.8%だったということです。
また、建築法令上、耐震設計の対象となっている建築物を基準にした場合でも、耐震化率は33.0%にとどまっているということです。
耐震設計対象の建築物を基準にした地域別の耐震化率をみますと、もっとも高かったのは、新都市である世宗(セジョン)市で、50.8%、次いで蔚山、慶尚南道(キョンサンナムド)、光州(クァンジュ)の順でした。
一方、耐震化率がもっとも低かったのは釜山(プサン)で、25.8%、次いで大邱(テグ)、ソウルの順でした。