韓国では、結婚する際に、新居は新郎側で準備し、家財道具を新婦側が用意する文化がありますが、最近では、意識が大きく変っていることがわかりました。
保健社会研究院が12日にまとめた「2015年全国の出産歴および家族保健・福祉実態調査」によりますと、「新郎は新居、新婦は家財道具を用意する」という考えについて、未婚男性の79%、未婚女性の72%が「反対」と答えたということです。
20〜24歳では、未婚男性の84%、未婚女性の78%が「反対」と答えており、若い人で、反対意見の割合がさらに高くなっています。
新居を用意するための費用は、1994年より前に結婚した夫婦では平均7400万ウォンだったのが、2010〜2015年に結婚した夫婦では1億5600万ウォンと、2倍以上増えています。
1994年以前に結婚した女性が新居費用を出したケースは21%、2010~2015年に結婚した女性では31%となっています。
新居費の高まりにより、男女が共同で新居の費用を負担する傾向は、今後も強まるものとみられています。