アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード」の韓半島配備について、賛成する人が反対する人を上回っていることが世論調査でわかりました。
世論調査会社のリアルメーターが14日公表した、全国の19歳以上の成人547人を対象に行った世論調査の結果によりますと、サードの韓半島配備について、「北韓に対する抑止力の向上と韓米同盟強化のため、賛成する」か、または「軍事的有効性の低さ、北東アジアの緊張が高まる恐れから、反対する」かをたずねたところ、「賛成する」と答えた人は44.2％で、「反対する」と答えた人の33.6％を10.6ポイント上回りました。
2月に行われた世論調査で、賛成意見49.4％、反対意見42.3％だったのに比べると、賛成と反対の開きは広がっています。
よくわからないと答えた人は17.2％でした。
政治的性向で、自らを「保守」と答えた人では、賛成意見が多かったのに対し、「進歩」と「中道」では、反対が賛成を上回っています。
韓半島配備に向けた国会の同意については、「必要」と答えた人が51.1％で、「必要ない」の34％を17.1ポイント上回りました。