高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備が決まった慶尚北道星州郡の住民らの反対が強まっている中、THAADが配備されているグアムのアメリカ軍基地が18日に韓国軍関係者や韓国メディア関係者に公開されます。
グアムのアメリカ軍基地には2013年5月にTHAADが配備され、レーダーや発射台6基が設置されています。
星州郡の住民らは、レーダーの電磁波による健康被害などの懸念を理由に反対していますが、グアムのアメリカ軍基地の場合、レーダーは海に向けて設置されていて、一番近い民家も3キロほど離れています。
一方、星州郡の場合、基地と2800人あまりが住んでいる地域とは1.5キロほどしか離れていません。
グアムのアメリカ軍基地を訪問する韓国軍関係者や韓国メディア関係者の中には電磁波や騒音の専門家は含まれておらず、安全性などを具体的に検証するのは難しいものとみられます。