韓国の中国への輸出額が前年同月比で12か月連続減少し、減少期間がこれまでで最も長かったことが分かりました。
韓国貿易協会がまとめたところによりますと、6月の韓国の中国への輸出額は、102億8407万ドル(およそ1兆960億2053万円)と、去年の同じ時期に比べて9.4%減少し、前年同月比で 12か月連続の減少となりました。
これは、世界金融危機の影響を受けた2008年10月から2009年8月までの11か月連続の減少を更新したものです。
一方で、中国向け輸出は、去年の12月に前年比16.5%減少してから、今年の4月まで5か月連続で二桁の減少率でしたが、5月には9.1%、6月も一桁に止まっていることから、回復の兆しが見えてきたという見方も出ています。
しかし、韓国にとって最大の貿易相手国の中国市場への輸出の減少傾向が長期化していることで、下半期に回復を期待する韓国の輸出に相当な負担がかかるものと見られています。