民主労総=全国民主労働組合総連盟が20日、ソウルなど全国13か所で一斉に大規模集会を行いました。
このうち、ソウル・汝矣島(ヨイド)で行われた集会には、主催側の発表でおよそ1万人が参加しました。
参加者たちは、成果年俸制など賃金体系の改編と派遣法の改正、造船業でのリストラなど、政府の労働政策を批判し、非正規職を保護するための対策作りを求めました。
民主労総は、政府が労働法改正案を破棄せず、労働界への弾圧を続ける場合、9月に第2次となる全国規模のストライキに入り、11月には民衆総決起を行うとしています。特に、ことし9月に予定されている通常国会の開会時期に合わせて、民主労総の主要立法課題を提起し、国会レベルでの解決を求める方針だと強調しました。
集会参加者らは、1時間半かけて全経連=全国経済人連合会と国会近くの道路1.7キロを行進しされました。
雇用労働部は、この日の集会に31の事業所からおよそ4万6000人が参加したと発表し、中でも起亜(キア)自動車の金属労働組合の場合、労働委員会の調整手続きを経ていない違法なストライキを行ったとして、法と原則に従って厳格に対応していくとしています。