北韓は19日に「スカッド」と「ノドン」と推定される弾道ミサイル3発を発射しましたが、そのうちの1発は高度150キロ以上に達し、600キロの距離を飛行したことが分かりました。
韓国軍関係者が21日、明らかにしたところによりますと、近くアメリカが韓国に配備する高高度迎撃ミサイル=THAADの迎撃高度は40~150キロとされているため、北韓のミサイルが高度150キロ以上に達した場合、迎撃できるのかどうか疑問視する指摘が出ています。
こうした指摘について韓国軍関係者は、THAADはミサイルが最高の高度から目標に向かって下降してくる段階をとらえて迎撃するため迎撃は可能だとする見方を示しました。
北韓が先月22日に発射した弾道ミサイルは、高度140キロに達して400キロの距離を飛行しています。