原子力発電の過程で発生する使用済み核燃料を最終的に処分する施設の建設について、政府は、2028年までに敷地を選定する計画を明らかにしました。
韓国では、使用済み核燃料は原発内部の施設で保管していますが、保管できるスペースに限りがあるため、重水炉発電所の場合、2019年にも使用済み核燃料が保管できなくなると予想されています。
政府はこれを受けて、使用済み核燃料を最終的に処分する施設の建設準備に乗り出し、2028年までに敷地を選定する計画です。
敷地の選定は、まず、使用済み核燃料の最終処分施設の建設に適してない地域を除き、公募で候補地を募集して、該当地域の環境や地域住民の意見を調査したあと、精密な調査を実施するという手順で行われる予定ということです。
政府が使用済み核燃料を最終的に処分する施設の建設について、具体的な計画を発表したのは今回が初めてです。