韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、民間人を対象にしたテロが相次いで起きたドイツと、自爆テロがあったアフガニスタンに見舞いの電報を送りました。
これは、大統領府青瓦台が27日に明らかにしたものです。
朴大統領は、ドイツのメルケル首相に送った見舞いの電報で、「民間人を対象にした無差別攻撃により深い悲しみや衝撃に包まれているドイツの国民の皆様にお見舞いの意を表したい」としたうえで、「犠牲者や遺族の方々に謹んで哀悼の意を表し、負傷された方々の速やかな回復を祈念する」と伝えました。
続いて、「罪のない民間人に対する暴力やテロ行為は、いかなる理由からも正当化されたり、容認されてはならない」とし、「韓国政府は、このような事件の再発を防止するためのドイツ政府の努力を支持し、このための国際的な連帯に参加していく」と述べました。
また、アフガニスタンのガニー大統領に送った見舞いの電報では、23日にカブール市内で発生したテロ攻撃による犠牲者や遺族に対する見舞いの意を表し、負傷者の回復を祈る一方、「テロは反文明的かつ反倫理的犯罪行為であり、いかなる場合でも正当化されたり、容認されてはならない」としたうえで「韓国政府は、今回のテロを強く非難し、アフガン政府がテロ対策などのために進めている軍や警察力を強化するための努力を今後とも支援し続ける」と強調しました。