保健福祉部は、昨年流行したMERS=中東呼吸器症候群についての白書を発刊しました。
MERSの終息が宣言された去年7月28日から1年が経った29日に発刊された白書は、MERSが急速に拡大したのは感染症についての監視システムが十分に機能せず、MERSについての情報も不足していたと指摘しました。
また、一線の医療機関で患者との接触を十分に遮断できないなど、防疫体系全般に問題があったと指摘しました。
白書は今後の課題として、感染症に対応するための専門的な組織や人員の拡充、医療機関の感染症対応システムの強化、感染症についての研究や治療薬の開発などを挙げました。