韓国で9人目となるジカ熱の感染者が出ました。
疾病管理本部によりますと、ジカ熱の感染が確認されたのは、京畿(キョンギ)道に住む39歳の女性で、先月11日から5日間ベトナムを訪れていました。
この女性は、帰国して4日後の19日から筋肉痛や発熱、発疹などの症状が出たため検査を受けたところ、28日にジカウイルス陽性と診断され、感染が確認されました。
検疫当局はこの女性がベトナム滞在中、蚊に刺されて感染したものとみており、同行した家族3人についても検査を行っています。
韓国では、ことし3月22日に初めてジカ熱の感染者が確認されて以来9人が陽性と診断されましたが、前の8人はいずれも完治しています。
蚊が媒介する感染症ジカ熱は、妊娠中の女性が感染すると、頭の小さい赤ちゃんが生まれる恐れが指摘されていて、これまでに中南米を中心にアメリカや日本、中国など67の国と地域で感染が確認されています。