中国のメディアは最近、韓国への高高度迎撃ミサイルシステム＝THAADの配備を連日非難しています。
中国共産党機関紙の人民日報は1日付で、THAADの韓国配備について、韓国は自らアメリカの手先になることを選択したとしたうえで、狼を家の中に連れ込むようなものだと非難しました。
また、人民日報の海外版は1日付で、THAADの韓国配備は、北韓に核開発の名分を与え、中国とロシアの韓半島政策の修正を招くなど、得より損が大きいとしました。
中国のメディアは、THAADの配備に反対する韓国国内の動きについても詳しく伝えるなど、批判的な世論を高める方向で対応しています。
中国商務省は先月、韓国の電磁鋼板について反ダンピング税を課することを決定するなどしていて、THAADの韓国配備に対する報復措置ではないかとの見方もあります。