韓国の製造業者の5割が、自社の製品に対する需要が減少傾向にあると感じていることがわかりました。
大韓商工会議所が全国の製造業者2400か所を対象に調査したところによりますと、「現在の収益源はすでに斜陽化している」と考えているメーカーが、全体の49.9%を占めました。
また、「業界や市場の変化に対応していない企業が、今後どれくらい存続できるか」という質問に対しては、平均で8.4年と答えました。
業種別では、「繊維」が15.9年、「石油」10年、「自動車」8年、「電子」6.5年などとなっています。
一方、将来的に有望な産業としては、「エネルギー・環境」を挙げた企業が34.4%でもっとも多く、続いて「バイオテクノロジー」、「情報通信技術(ICT)」などとなっています。
これについて大韓商工会議所は、「最近は、市場の変化に追いつかなくなったり、ライバル企業に先を越されたりする企業が増えている。短期的な収益だけに集中せず、将来的な変化を踏まえて事業を展開する経営戦略が必要だ」と話しています。