中国で、最近、韓国の放送コンテンツを制裁する動きがみられています。
放送通信委員会の副委員長は1日、記者懇談会で「先週中国を訪れた際、中国との放送コンテンツ交流・協力と韓流コンテンツの輸出が大きな壁にぶつかっているのではないかという兆候をいたるところで感じた」と述べ、その具体的な例として、28日午前に行われる予定だった江蘇省政府の放送・通信担当副省長との面談がいきなり中止となったことを挙げました。すでに決まっている面談を一方的に中止するのは今回が初めてだということです。
さらに、台湾のニュースサイトである「連合新聞網」は30日、中国全土のメディア各社を管轄する機関である「国家新聞出版広電総局」が韓流封鎖令を出し、中国当局が8月から韓国芸能人の中国バラエティ番組・ドラマへの出演を禁止したと報じました。
こうした措置については、韓国政府がアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム=THAADの配備を決定したことで、中国政府が韓流コンテンツを制裁するなど報復措置をとっているのではないかという懸念の声が出ています。