脱北者たちが韓国で定着できるように支援している京畿道(キョンギド)の学校に手斧と脅迫状が送られ、保安当局が捜査しています。
京畿南部地方警察庁が2日、明らかにしたところによりますと、先月22日、京畿道にある脱北者支援学校の校長宛に配送された宅配ボックスの中に、長さ約30センチの手斧と反北活動を中断することを求め、北韓を称える内容の脅迫状が入っていたということです。
警察では 国家保安法違反の疑いで捜査していますが、宅配の送り主が男性であることはわかりましたが、男の行方は分かっていないということです。
保安当局の関係者は、「最近、北韓によるテロの脅威が高まったことや、男性の逃亡手段が特殊なことから、北韓が背後にあるとみられる」としています。
保安当局は、ことしはじめに、北韓が、韓国に在住している脱北者のうち、北韓の内部情報に詳しい者を暗殺するよう指令を出したという情報を得て、警備を強化しています。